ROというものは・・?

今日のパッチでもパーティの強制退出のバグが直らなかったみたいですね・・・。
きっと急に天の声がきて、30分後くらいにメンテナンス開始します、というアナウンスが流れるかな・・・とそういう予感がします。



私がTAとTAの後継のGに入っていたということで、たくさんの方々から批判をいただいています。ラグナロクのプレイヤーの方々は皆、「白か黒か」にとてもこだわるみたいです。
私についてはそのことはどうなのですか?と聞かれたときは、公の場でそのことはあえて言わないようにしています。
「お察しの通りです」というお返事しかできないということです・・・。

私はラグナロクの昔の歴史はあまり詳しくないのですけれど、βの時代からボットや外部ツールをつかう方々が居たという話はよく聞きます。そしてラグナロクは大きなコミュニケーションの社会へと膨れ上がり、人同士で必ず起こる「嫉み」「蔑み」「喜怒哀楽」「疑心暗鬼」が絡み合う大きなヒエラルキーへと成長していったと思えます。そこにこの社会に浸かる落とし穴があります。
その社会の治安維持を司るはずのGMパトロールも満足に機能していなかったという話も有名で、一層無秩序に匿名社会の象徴であるスレッド型の掲示板の元で一部の”板戦士”によって政が行われてきた印象が多くの方々にあるのではないでしょうか。

近年にブログに代表される個人情報発信源が増える中で、誰もがお手軽にやり場のない嫉み蔑みをぶつけることができるようになってきています。”板戦士”と呼ばれる方々は基本的には自分の発信する情報に対する責任を負う必要がありません。情報が各々のアイデンティティーに干渉することがないからです。ところがラグナロク住民の多くの方が嫌う「晒し」という行為があります。これは情報そのものが、アイデンティティーを崩壊させる目的のものであるからです。ラグナロクというパケットによるキャラクター特徴量と文字会話のログだけの世界では、アイデンティティーを沢山の方々に本人の思う形で伝達することが非常に難しいといえます。そのため、スレッドという比較的大規模なマス=メディアでアイデンティティーの崩壊を促すことはとても簡単です。そこにこの世界の粟さ、脆さ、薄さを感じてしまいます。

もう一つ落とし穴があります。長期間に生活の高い割合で人間と容姿の似たアバダーに対してミラー運動行為(特に相互作用的なリアクションがあるもの)に対して働きかけを行うと、ヒトは無意識のうちにそのアバダーに心や人間らしさを感じてしまう傾向があるようです。その中で社会形態が成立すると、「私はこの世界に必要とされている」「この世界でコミュニケーションをとることが楽しい」という感情を抱きます。現実にはディスプレイを眺めながらマウスをクリックしているだけの行為なのですが、「その行為」=「社会活動の一環」というパラダイムが発生し続けます。最近このことを取り上げる発達心理学の一部の学者はこの状態になり、特定の脳波パターンを示すようになった脳を「オンライン脳」と呼んでいるようです。この長く続くと、単純な数個の伝達メディアで現実に近いコミュニケーションをする感覚から抜け出せず、脳内の伝達物質の分泌量の低下から躁鬱に似た症状になるようです。ラグナロクオンラインをプレイするプレイヤーの患者の多くが、「うつ病患者」、「社壊人(働くことはゲームのためのお金を稼ぐための手段にしかすぎない人)」、「NEET」、「自分探し中の専門学校生」、「定時制・通信制の学校の学生」であったりする理由はそこにあるのかもしれませんね・・・。

私もある意味、”ゲームにのめりこんだ患者”の一人であるかもしれませんが、それは一言「ゲームをする人」という単語でかたがつくのではないでしょうか。その粋を超えて、社会的なインタラクションまでをもゲームに求めてしまった瞬間、そこには現実社会では逆に「蔑まれる人」となる結果が待っているのです。

TAというギルドについての私の所属暦は短かったですけれど、ラグナロクという社会に対して様々な「遊び」の要素を投げかける試みをしたギルドであると思っています。皆はスレッドに晒されることで周知度を増やしたがりました。周知度の高い人は社会の中でも高い地位に上ることができます。アーノルドシュワルツネッガーが米国州知事という”社会的に高い地位”を得ることができたのは周知度の賜物です。長く嫉み蔑み批判の土壌で無秩序国家として成長してきたラグナロクオンラインの社会にメスを入れた画期的な試みがあったのではと私は感じています。

最後には皆現実優先になって時と共に去ることになるのですが、今も多くの人を催眠状態にしつづける巨大マトリックス”RO”はこの先どのような成長を遂げるのでしょうか。

私もこのROに遊びとして遊びに行きたいと思っています。そしてその社会の結末を第三者の目で客観的に見据えることができたらいいなと思っています。それが私のラグナロクに対する位置付けであり、これからも変わることはないと思います。
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by kuromames | 2006-02-01 06:44 | RO 日記
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